前回は願い事を具体的にイメージすることについて書かせていただきました。
想像力が乏しい私の場合、映画やドラマからイメージを得るのがよかったのですが、身近に憧れる恋人関係や夫婦関係を築いている人がいる場合、そういう人たちからお話を聞いてイメージを膨らませるのもよいですね。
ただ、私は他人の幸せな話を笑って聞けるようになるまで、けっこうな時間がかかりました。
私の同僚(女性)は年下も含め既婚者ばかりで、職場では旦那さんやお子さんの話を聞くことが多かったんです。彼と付き合っていた頃はちっとも気になりませんでしたが、それこそ彼にフラれたばかりの頃は地獄のように感じたのを覚えています。
要は僻みや妬みです。幸せそうに笑いながら家庭の愚痴を聞かされるのがたまらなく辛かったですね。私が仕事を教えてきた後輩の女の子たちはみんな結婚して子供まで産まれたのに、なんで私だけ結婚できないんだろう、って。
彼女たちと向き合っているとき、自分が惨めでかわいそうな人間に思えて仕方がなかったです。でも、周りからそんな風に思われるのは耐えられなくて、なんでもないふりをしてずっと笑顔で彼女たちの話を聞いていました。
でも、引き寄せの法則を知って、無理をするのは良くないんじゃないかと思うようになったんです。幸せな出来事を引き寄せたいなら、自分が幸せな気持ちでいなければいけないのですから。
そこで私は思い切って彼女たちの話を聞くのをやめることにしました。ランチタイムは理由をつけて時間をずらしたり、聞きたくない話が出そうな時は先回りして他の話題を提供したり。
最初は嫌な女だと思われないかな、なんて心配したりもしましたが、特に周囲の態度が変わるわけでもなく、数日もすればそれが当たり前のようなり、聞きたくない話を聞く頻度も減りほっとしました。
不思議なことに、苦痛で仕方がなかったお話も、暫くするとまた普通に聞けるようになりました。一度距離をとったおかげなのか、それとも引き寄せの法則を実感し始めて幸せな気分でいられるようになったからなのかはわかりませんが。
他人の幸せな話を聞くのはいいことです。幸せな話を聞いて、自分もその幸せを体験したようなつもりになりましょう。
でも、幸せな話を聞くのが辛いときに無理をする必要はありません。幸せな話を聞いているはずなのに、「嫌だな」と感じてしまうと、幸せな出来事事態を否定することに繋がってしまうからです。
自分の心が痛んでいる時は、自分の心を癒すことを優先させるようにするのがいいと思います。