前回は彼と再会した時のことを書かせていただきました(彼との再会)。
今日はその続きになります。
彼と再会したあと、「また誘ってもいい?」の言葉通り、彼は月1ペースで私を誘ってくれるようになりました。
デートの場所は私が選ぶことが多かったです。
昔は自分の意見というものがあまりなく、デート場所を決めるにしても、食事をするお店を決めるにしても、「どこでもいいよ」が口癖だったのですが、自分の願い事を見つけていくうちに少しずつ自分のことがわかってきていたんですね。
私はこういうことがしたかったんだな、とか、こういうものが好きだったんだな、とか。
自分がトキメクことを探すためあちこちにアンテナを張り巡らせていたためか、行きたい場所もしたいことも、どんどん情報が集まるようになりました。
だから彼に、「行きたいとこある?」とか、「何が食べたい?」って聞かれた時には即答できるようになっていたんです。
彼も私がイメージしていた通り、私の意見を尊重してくれました。
根がネガティブな私ですから、「自分で別れを切り出したくせに、何事もなかったかのように私を誘って、その後ろめたさで優しくしてくれているんだろうな」なんて暗いことを考えてしまうこともありましたが、彼の気持ちを考えてしまうとまたろくでもないことばかり考えてしまいそうだったので、すぐに否定して目の前の事実にだけ向き合うようにしていました。
彼が私を誘ってくれたのは事実で、私はそれが嬉しい。そんな風に。
それさえ注意していれば、本当にただ幸せな時間を過ごすことができました。
水族館に行ったり、ショッピングをしたり、お芝居を観に行ったり。
昔は主体的にデートを楽むということをしていなかったので、些細なことで不満を感じて嫌な態度をとってしまったりしていたものです。
でも、そんなことも一切なくなりました。
では私に付き合わされている彼はどうなんだろうと言うと、ずっとにこにこしているんです。私のイメージ通りに。
彼は昔に比べてよりいっそう優しくなっていました。
そして何度目かのデートをしたあと、別れ話をした時の謝罪と共に、また告白をしてくれました。
彼の優しさは一過性のものではなく、復縁後も続いています。
私がそういう優しい彼と過ごす幸せな自分を想像している限り、彼は優しいままでいるんだろうなと思います。
今後も幸せな姿をたくさんイメージしていきたいものです。